テレビの電源を入れても画面が映らない、音だけが出る、特定のチャンネルだけ受信できない、画面に「E202」などのエラーが表示されると、「テレビ本体の故障なのか」「アンテナや配線の問題なのか」と迷います。
テレビが映らない原因には、入力切替の間違い、アンテナケーブルの緩み、受信レベルの低下、外部機器の不具合、ソフトウェアの一時的なエラー、バックライトや基板など本体部品の故障があります。
入力や配線、再起動で改善する場合もありますが、焦げ臭いにおい、煙、火花、電源コードの異常、繰り返し電源が落ちる症状がある場合は、すぐに使用を中止してください。
この記事では、テレビが映らないときに確認する順番、自分でできる対処、修理と買い替えの判断基準、古いテレビの正しい処分方法について解説します。
- テレビが映らないときに最初に確認すること
- リモコンではなく本体の電源ボタンを押す
- 入力切替を確認する
- 電源プラグとコンセントを確認する
- アンテナケーブルを確認する
- ほかのテレビや部屋でも映らないか確認する
- 受信レベルを確認する
- HDMI接続機器が映らない場合
- 動画配信アプリだけ映らない場合
- テレビを再起動する
- 音は出るが画面が映らない場合
- 画面は映るが音が出ない場合
- 画面に線・にじみ・色むらがある場合
- 自分でできる確認と対処
- 自分で行わない方がよい作業
- 修理を依頼した方がよい症状
- 修理業者へ伝える内容
- 修理費用を確認するときのポイント
- 修理と買い替えのどちらを選ぶべきか
- 修理・買い替えの判断表
- 中古テレビを購入する方法もある
- テレビを買い替えるときに確認すること
- 古いテレビは一般ごみとして処分できない
- 無許可と思われる回収業者へ注意する
- 賃貸住宅の備え付けテレビが映らない場合
- テレビの故障を予防する方法
- まとめ
テレビが映らないときに最初に確認すること
画面と音の状態を確認する
まず、症状を次のように分けて確認してください。
- 画面も音も出ない
- 音は出るが画面だけ映らない
- 画面は映るが音が出ない
- 地上デジタル放送だけ映らない
- BS・CSだけ映らない
- HDMI接続機器だけ映らない
- 動画配信アプリだけ映らない
- 特定のチャンネルだけ映らない
- 画面が暗い、点滅する、線が入る
どの映像だけが映らないかによって、テレビ本体、アンテナ、外部機器、インターネット接続など原因を絞り込みやすくなります。
電源ランプを確認する
テレビ本体の電源ランプが点灯または点滅しているか確認してください。
ランプが点滅している場合は、本体が異常を検知している可能性があります。点滅回数や色を記録し、取扱説明書やメーカーのサポート情報を確認しましょう。
エラーコードを記録する
画面に「E201」「E202」などのエラーコードが表示されている場合は、電源を切る前にコードを記録してください。
受信レベルの低下、アンテナケーブルの接続不良、放送休止など、コードによって原因の見当をつけやすくなります。
リモコンではなく本体の電源ボタンを押す
リモコンの電池切れや故障で、テレビの電源が入らないように見える場合があります。
テレビ本体の側面、背面、下部などにある電源ボタンを押して反応するか確認してください。
本体ボタンで電源が入る場合は、リモコンの電池交換、電池の向き、赤外線発光部の汚れなどを確認します。
入力切替を確認する
テレビ放送を見たいのに、入力が「HDMI1」「HDMI2」「ビデオ」などへ切り替わっていると、画面が真っ暗になったり「信号がありません」と表示されたりします。
リモコンの「入力切替」または「テレビ」ボタンを押し、見たい映像に合った入力へ戻してください。
- テレビ放送を見る場合:テレビ、地デジ、BS、CS
- レコーダーを見る場合:接続しているHDMI番号
- ゲーム機を見る場合:接続しているHDMI番号
- ストリーミング端末を見る場合:接続しているHDMI番号
電源プラグとコンセントを確認する
電源プラグがコンセントから抜けかかっていないか確認してください。
電源タップや延長コードを使用している場合は、スイッチが切れていないか、容量を超えていないかも確認します。
プラグやコンセントに焦げ、変色、溶けた跡、異常な熱がある場合は、無理に触らず使用を中止してください。
アンテナケーブルを確認する
テレビ放送だけ映らない場合は、壁のアンテナ端子からテレビまでのアンテナケーブルを確認してください。
- ケーブルが抜けていないか
- 接続が緩んでいないか
- 地上デジタルとBS・CSの端子を間違えていないか
- ケーブルが折れたりつぶれたりしていないか
- 分波器や分配器が正しく接続されているか
ケーブルを抜き差しする場合は、テレビの電源を切ってから行ってください。
ほかのテレビや部屋でも映らないか確認する
同じ住宅内のほかのテレビも映らない場合は、テレビ本体ではなくアンテナ設備や共同受信設備、地域的な受信障害が原因の可能性があります。
集合住宅では、管理会社や大家へ同様の問い合わせがないか確認してください。
受信レベルを確認する
テレビの設定画面には、地上デジタル放送やBS・CS放送の受信レベルを確認できる機能があります。
受信レベルが低い場合は、アンテナの向き、アンテナケーブル、分配器、ブースター、悪天候などが影響している可能性があります。
屋根上や高所のアンテナ調整は危険なため、自分で行わず専門業者へ依頼してください。
HDMI接続機器が映らない場合
レコーダー、ゲーム機、ストリーミング端末など、HDMI接続した機器だけ映らない場合は、次の点を確認してください。
- 外部機器の電源が入っているか
- テレビの入力番号が合っているか
- HDMIケーブルが抜けていないか
- 別のHDMI端子へ接続すると映るか
- 別のHDMIケーブルで映るか
- 外部機器を再起動すると改善するか
別の端子やケーブルで映る場合は、元のケーブルや端子に問題がある可能性があります。
動画配信アプリだけ映らない場合
YouTubeや動画配信サービスだけ映らない場合は、テレビ放送の受信ではなく、インターネット接続やアプリの不具合が考えられます。
- Wi-Fiや有線LANが接続されているか
- ほかの端末でインターネットを使えるか
- アプリを終了して再起動する
- テレビを再起動する
- アプリや本体ソフトウェアを更新する
- サービス側で障害が発生していないか確認する
テレビを再起動する
一時的な制御エラーであれば、テレビの再起動で改善することがあります。
- テレビの電源を切る
- 電源プラグを抜く
- 取扱説明書で指定された時間だけ待つ
- 電源プラグを差し直す
- 本体の電源ボタンで起動する
機種によっては、リモコンの電源ボタンを長押しして再起動できる場合があります。操作方法は取扱説明書を確認してください。
焦げ臭いにおい、煙、火花、電源コードの異常がある場合は、再起動を試さないでください。
音は出るが画面が映らない場合
音は出るのに画面が真っ暗な場合は、映像設定、バックライト、液晶パネル、基板などの不具合が考えられます。
画面の明るさや省エネ設定が極端に低くなっていないか確認してください。
設定を戻しても改善せず、画面が一瞬だけ映る、点滅する、暗いままの場合は、修理が必要になる可能性があります。
画面は映るが音が出ない場合
映像は出るものの音が出ない場合は、消音設定や音声出力先を確認してください。
- 消音になっていないか
- 音量がゼロになっていないか
- Bluetooth機器へ音声が出力されていないか
- 外部スピーカーやサウンドバーが正しく接続されているか
- 音声出力設定が適切か
画面に線・にじみ・色むらがある場合
縦線や横線、色むら、黒い斑点、画面割れがある場合は、液晶パネルや内部配線の故障が考えられます。
画面を押したり、たたいたりしないでください。症状が悪化する可能性があります。
液晶パネルの修理は高額になることがあるため、使用年数や修理見積もりによっては買い替えも検討します。
自分でできる確認と対処
- 本体の電源ボタンを押す
- リモコンの電池を交換する
- 入力切替を確認する
- 電源プラグとコンセントを確認する
- アンテナケーブルを差し直す
- 受信レベルを確認する
- 外部機器とHDMIケーブルを確認する
- テレビと外部機器を再起動する
- エラーコードやランプの点滅を記録する
- 取扱説明書の故障診断を確認する
自分で行わない方がよい作業
- テレビ本体を分解する
- 背面カバーを外す
- 基板や電源部へ触れる
- 液晶パネルを押す、たたく
- 焦げ臭い状態で電源を入れ直す
- 屋根や高所へ上がってアンテナを調整する
- 壁掛けテレビを一人で取り外す
- 画面が割れたテレビを素手で運ぶ
修理を依頼した方がよい症状
- 電源プラグを確認しても電源が入らない
- 電源ランプが繰り返し点滅する
- 音は出るが画面が映らない
- 画面に線や大きな色むらがある
- 液晶パネルが割れている
- テレビが勝手に再起動する
- 電源が繰り返し落ちる
- 焦げ臭いにおい、煙、火花がある
- 電源コードやプラグが異常に熱い
- 再起動や配線確認でも改善しない
修理業者へ伝える内容
- メーカー名と型式
- 購入時期と使用年数
- いつから映らなくなったか
- 画面と音のどちらに異常があるか
- テレビ放送と外部入力のどちらが映らないか
- エラーコード
- 電源ランプの色と点滅回数
- 異音や焦げ臭いにおいがあるか
- 落下や衝撃、水濡れがあったか
- 壁掛けか据え置きか
修理費用を確認するときのポイント
テレビの修理費用は、故障箇所、画面サイズ、機種、部品の在庫、訪問修理の地域などによって異なります。
作業前に次の内容を確認してください。
- 出張料
- 点検・診断料
- 交換部品代
- 作業料・技術料
- 壁掛けテレビの取り外し費用
- 見積もり後に断った場合の費用
- 修理後の保証内容
- 追加料金が発生する条件
修理と買い替えのどちらを選ぶべきか
購入からの年数が浅い場合
購入からの年数が浅い場合は、メーカー保証や販売店の延長保証を確認してください。
HDMI端子や電源部など一部の故障の場合
故障箇所が限定され、修理費が高額でなければ修理が有力です。
液晶パネルが故障・破損している場合
液晶パネルの交換は高額になることがあるため、同等サイズの新品や中古テレビの価格と比較してください。
長期間使用している場合
長期間使用したテレビでは、今回の故障を修理しても、別の部品が故障する可能性があります。
修理費、今後の故障リスク、消費電力、保証期間などを含めて比較します。
交換部品を入手できない場合
古い機種では、修理に必要な部品が生産終了している場合があります。部品を確保できない場合は、買い替えが必要です。
修理・買い替えの判断表
| テレビの状態 | 判断の目安 |
|---|---|
| 入力切替やケーブルが原因 | 自分で調整して様子を見る |
| 購入からの年数が浅く保証期間内 | 保証修理を確認 |
| 一部端子や電源部の故障 | 修理費を確認 |
| 液晶パネルが割れている | 買い替えも検討 |
| 長期間使用している | 修理費と買い替え費を比較 |
| 交換部品が生産終了している | 買い替えを検討 |
中古テレビを購入する方法もある
すぐに新品を購入するのが難しい場合は、中古テレビやリユース家電を選ぶ方法もあります。
購入前に、製造年、画面の傷や色むら、動作確認、保証期間、リモコンの有無、配送・設置費用を確認してください。
PR:中古・リユース家電を購入する
故障したテレビの代替品をできるだけ安く用意したい場合は、中古家電専門店も選択肢になります。
本体価格だけでなく、製造年、保証期間、配送・設置料金、対応地域、返品条件を確認してください。
※在庫、保証内容、配送・設置料金、対応地域は商品や申込み条件によって異なる場合があります。購入前に公式サイトで確認してください。
テレビを買い替えるときに確認すること
- 設置場所の幅・奥行き・高さ
- 画面サイズ
- 視聴距離
- 地上デジタル・BS・CSチューナー
- 4K放送への対応
- 動画配信アプリへの対応
- HDMI端子の数
- 録画機能
- 年間消費電力量
- 壁掛け対応の有無
- 保証期間
- 配送・設置費用
- 古いテレビの引取り費用
古いテレビは一般ごみとして処分できない
家庭用テレビは家電リサイクル法の対象であり、通常の粗大ごみとして処分するものではありません。
対象には、ブラウン管式テレビ、液晶テレビ、プラズマテレビ、有機ELテレビが含まれます。
買い替える場合は、新しいテレビを購入する販売店へ引取りを依頼する方法があります。
処分だけの場合は、以前購入した販売店、自治体が案内する方法、指定引取場所への持込みなどを確認してください。
処分時には、メーカーや画面サイズなどに応じたリサイクル料金と、依頼先によって収集運搬料金が必要になる場合があります。
故障したテレビを処分する前に、買取できる可能性や回収方法を確認したい場合は、壊れた家電は売れる?買取・無料回収・処分の違いと判断基準も参考にしてください。
無許可と思われる回収業者へ注意する
「テレビを無料で回収する」と巡回する業者や、会社情報が分からない業者へ安易に引き渡すと、高額請求や不法投棄を巡る問題につながる可能性があります。
- 会社名や住所を確認できない
- 料金を事前に説明しない
- 見積書や領収書を発行しない
- 積み込んだあとに料金を伝える
- 回収後の処理方法を説明しない
賃貸住宅の備え付けテレビが映らない場合
賃貸住宅に備え付けられたテレビが映らない場合は、自分で修理や処分をする前に、大家または管理会社へ連絡してください。
設備として契約に含まれているテレビであれば、貸主側が修理や交換を手配する場合があります。
テレビの故障を予防する方法
- 通気口をふさがない
- テレビ周辺に十分な放熱スペースを確保する
- 直射日光や暖房器具の近くを避ける
- 画面を強く押さない
- 電源コードを家具の下敷きにしない
- 落雷のおそれがあるときは取扱説明書に従う
- ほこりを定期的に取り除く
- 異音や異臭を放置しない
- 壁掛け金具の緩みを確認する
- 保証書と取扱説明書を保管する
まとめ
テレビが映らないときは、まず本体の電源ボタン、入力切替、電源プラグ、アンテナケーブル、HDMIケーブルを確認してください。
テレビ放送だけ映らない場合はアンテナや受信レベル、外部機器だけ映らない場合は入力切替やHDMI接続、動画アプリだけ映らない場合はインターネット接続を確認します。
再起動や配線確認でも改善しない、音は出るのに画面が映らない、画面に線が入る、電源ランプが点滅する場合は、テレビ本体の故障が考えられます。
焦げ臭いにおい、煙、火花、電源コードの異常がある場合は、使用を中止して専門業者へ相談してください。
修理を検討するときは、出張料、点検料、部品代、作業料、修理後の保証を確認し、新品や中古テレビの購入費用と比較しましょう。
古いテレビを廃棄する場合は、通常の粗大ごみではなく、家電リサイクル法に沿った方法で処分してください。
処分を検討する場合は、壊れた家電の買取・無料回収・処分方法の違いも確認し、売却できる可能性や最終的な費用を比較しましょう。

