パソコンを処分するときは、「無料で捨てられるのか」「自治体で回収してもらえるのか」「データは消した方がよいのか」で迷いやすいです。
パソコン本体は、通常の粗大ごみや不燃ごみとして簡単に捨てられないことがあります。メーカー回収、認定事業者の宅配回収、買取、家電量販店、自治体の案内など、状況に合った処分方法を選ぶ必要があります。
また、処分前にはデータ消去が重要です。写真、書類、メール、保存パスワード、仕事のファイルなどが残ったまま回収や買取に出すと、個人情報の流出につながるおそれがあります。
この記事では、パソコンの処分方法7選、無料回収・買取・自治体回収の違い、処分前のデータ消去、壊れたパソコンや古いパソコンの扱い、周辺機器を一緒に処分する方法を解説します。
- パソコンを処分する前に確認すること
- パソコンの処分方法7選
- 処分方法を選ぶときの注意点
- 自分でやらない方がよいこと
- まず結論:パソコン処分は「売れるか」「無料回収できるか」「データを消せるか」で選ぶ
- パソコンの処分方法は主に7つ
- 1.国の認定事業者による宅配回収を利用する
- 2.パソコンメーカーへ回収を申し込む
- 3.自治体の小型家電回収を利用する
- 4.家電量販店やパソコン販売店へ持ち込む
- 5.買取業者へ売却する
- 6.不用品回収業者へ依頼する
- 7.知人への譲渡やフリマサービスを利用する
- パソコンを処分する前にデータを消去する
- パソコン用モニターの処分方法にも注意する
- 処分方法を選ぶ目安
- パソコン処分でよくある質問
- 関連するパソコン処分記事も確認する
- よくある質問
- まとめ
- 参考情報
パソコンを処分する前に確認すること
- 必要なデータをバックアップする
- MicrosoftアカウントやApple IDなどからサインアウトする
- ブラウザの保存パスワードやクラウド同期を確認する
- 初期化やデータ消去を行う
- メーカー名・型番・年式を確認する
- ACアダプターや付属品をそろえる
- 壊れている箇所を確認する
- 周辺機器も一緒に処分するか決める
パソコンは本体だけでなく、外付けHDD、USBメモリ、SDカードにも個人情報が残ることがあります。処分するものを一度すべて並べて、データが入る機器を先に分けてください。
パソコンの処分方法7選
1.メーカー回収を利用する
メーカー回収は、パソコン本体の正規の処分方法の一つです。PCリサイクルマークがある場合は、回収費用が抑えられることがあります。
メーカー名や型番、PCリサイクルマークの有無を確認してから申し込みます。自作パソコンやメーカー不明品では扱いが変わることがあります。
2.認定事業者の宅配回収を利用する
宅配回収は、箱にパソコンや周辺機器を入れて送る方法です。データ消去対応や、周辺機器の同梱に対応している場合があります。
自宅から送れるため、重いパソコンや複数台を処分したい場合に便利です。箱サイズ、対象品、送料、データ消去証明の有無を確認してください。
3.買取に出す
比較的新しいパソコン、人気メーカー、正常に起動する機種は、買取対象になる場合があります。
処分費を払う前に査定を確認すると、売却できる可能性があります。ただし、買取前にもデータ消去とアカウント解除は必要です。
4.家電量販店へ相談する
家電量販店では、パソコンや小型家電の回収、買い替え時の引き取り、買取サービスを行っている場合があります。
店舗によって対象品や料金が異なるため、持ち込み前に確認してください。
5.自治体の案内に従う
自治体によっては、パソコン本体は通常の粗大ごみで出せず、メーカー回収や認定事業者の利用を案内している場合があります。
一方で、キーボードやマウスなどの周辺機器は、自治体の不燃ごみや小型家電回収で出せる場合があります。
6.不用品回収を利用する
引っ越しや片付けでパソコン以外の家具・家電も多い場合は、不用品回収を検討することがあります。
ただし、料金体系、追加料金、回収対象、データ消去対応を必ず確認してください。パソコンだけなら、無料回収や宅配回収の方が向いていることもあります。
7.譲渡・フリマ・オークションで手放す
まだ使えるパソコンは、知人への譲渡やフリマ・オークションで手放す方法もあります。
ただし、個人間取引ではデータ消去、初期化、動作確認、付属品、トラブル対応を自分で行う必要があります。初心者にはやや手間がかかる方法です。
処分方法を選ぶときの注意点
- データ消去に対応しているか
- 壊れたパソコンも対象か
- 送料や回収費用がかかるか
- 周辺機器を同梱できるか
- デスクトップ・ノート・モニターの扱いが違うか
- データ消去証明が必要か
- 回収対象外品がないか
「無料」と書かれていても、条件によって送料やオプション費用がかかることがあります。申し込み前に、対象品と費用を確認してください。
自分でやらない方がよいこと
- データを消さずに処分する
- ログインしたまま買取や譲渡に出す
- 外付けHDDやUSBメモリを確認せず同梱する
- 会社や学校のパソコンを勝手に処分する
- バッテリーが膨張したパソコンを無理に使う
- 無料回収の条件を確認せず送る
- 自治体ルールを確認せず粗大ごみに出す
特にノートパソコンのバッテリーが膨らんでいる場合や、焦げ臭いにおいがある場合は、無理に電源を入れないでください。
まず結論:パソコン処分は「売れるか」「無料回収できるか」「データを消せるか」で選ぶ
| 状況 | おすすめの処分方法 | 確認すること |
|---|---|---|
| 比較的新しく動く | 買取 | 型番、状態、付属品、データ消去 |
| 古いが起動する | 買取または無料回収 | 査定額、送料、回収条件 |
| 壊れている・起動しない | 無料回収、メーカー回収 | データ消去対応、対象品 |
| データ消去が不安 | 消去対応の宅配回収 | 消去証明、物理破壊対応 |
| 周辺機器も多い | 宅配回収、まとめ処分 | 同梱できる品目、箱サイズ |
| 急ぎで処分したい | 家電量販店、回収サービス | 持ち込み可否、料金、受付条件 |
迷った場合は、まず買取できるか確認し、査定額が付かない場合に無料回収やメーカー回収を検討すると無駄が少なくなります。
パソコンの処分方法は主に7つ
家庭で不用になったパソコンの主な処分方法は次の7つです。
- 国の認定事業者による宅配回収を利用する
- パソコンメーカーへ回収を申し込む
- 自治体の小型家電回収を利用する
- 家電量販店やパソコン販売店へ持ち込む
- 買取業者へ売却する
- 不用品回収業者へ依頼する
- 知人への譲渡やフリマサービスを利用する
パソコンの状態、PCリサイクルマークの有無、データ消去の必要性、周辺機器も一緒に処分したいかによって、適した方法が変わります。
1.国の認定事業者による宅配回収を利用する
自宅から手間をかけずに処分したい場合は、国の認定事業者による宅配回収が選択肢になります。
リネットジャパンでは、パソコン本体を含む回収について、所定の箱数まで宅配回収料金が無料になる仕組みがあります。デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット端末のほか、条件を満たせば周辺機器や小型家電を同梱できる場合があります。
ただし、箱の大きさや重量、無料になる箱数、データ消去サービスの料金などには条件があります。申込み時点の公式情報を必ず確認してください。
PR:不用パソコンの宅配回収
パソコンを自宅から回収してもらいたい場合は、宅配便による回収を利用する方法があります。
申込み前に、無料回収の条件、箱の大きさ、重量制限、データ消去サービスの内容を確認してください。
※無料回収の対象やデータ消去サービスの料金は変更される場合があります。申込み前に公式サイトで最新条件をご確認ください。
宅配回収が向いている人
- 自宅から持ち出す手間を減らしたい人
- 壊れたパソコンを処分したい人
- 周辺機器や小型家電も一緒に整理したい人
- メーカーが分からないパソコンを処分したい人
電源が入らない、画面が割れているなど故障したパソコンの回収条件は、次の記事で詳しく解説しています。
2.パソコンメーカーへ回収を申し込む
家庭用パソコンは、資源有効利用促進法に基づき、メーカーが回収・再資源化を行っています。
パソコン本体に「PCリサイクルマーク」が付いている場合は、原則として廃棄時に新たな回収再資源化料金を支払わず、メーカー回収を利用できます。
一方、PCリサイクルマークがない古い製品や、回収するメーカーが存在しない製品では、料金が必要になる場合があります。
メーカー回収の基本的な流れ
- メーカーの回収受付窓口を確認する
- 型番やPCリサイクルマークの有無を入力する
- 必要に応じて回収再資源化料金を支払う
- 送付票や伝票を受け取る
- 梱包して指定方法で発送する
メーカーが分からない自作パソコンや、メーカーが撤退・倒産している場合は、パソコン3R推進協会の案内を確認してください。
3.自治体の小型家電回収を利用する
パソコンは、小型家電リサイクル法に基づく自治体回収の対象になる場合があります。
ただし、すべての自治体がパソコンを回収しているわけではありません。回収ボックスの投入口に入らない機器は対象外になることもあります。
利用前に、自治体のホームページやごみ分別表で次の点を確認しましょう。
- パソコン本体を回収しているか
- デスクトップ型も対象か
- 液晶モニターを回収しているか
- 回収ボックスの設置場所
- 個人情報を含む機器の取扱い
自治体によっては、ノートパソコンだけを回収し、デスクトップ本体やモニターは対象外としている場合があります。
4.家電量販店やパソコン販売店へ持ち込む
家電量販店やパソコン販売店では、パソコンや小型家電の回収サービスを実施している場合があります。
買い替えと同時であれば利用しやすい一方、店舗、製品の種類、購入履歴によって料金や受付条件が異なります。
持ち込む前に、次の内容を店舗へ確認してください。
- 持込みだけでも回収できるか
- 回収料金はいくらか
- モニターやプリンターも対象か
- データ消去を行ってもらえるか
- 本人確認書類が必要か
5.買取業者へ売却する
比較的新しく、正常に動作するパソコンは、処分する前に買取査定を受ける価値があります。
特に、次のようなパソコンは買取対象になりやすい傾向があります。
- 発売からの年数が浅い
- 正常に起動する
- 画面割れや大きな破損がない
- 電源アダプターや付属品がそろっている
- 人気メーカーや需要のある型番である
- 初期化やアカウント解除が済んでいる
反対に、電源が入らない、液晶が割れている、著しく古い、バッテリーが膨張しているといった場合は、買取不可になる可能性があります。
査定額だけでなく、送料、返送料、キャンセル時の費用、データの取扱いも確認しましょう。
古いパソコンを売るか無料回収へ出すか迷う場合は、査定条件と判断基準を次の記事で確認できます。
6.不用品回収業者へ依頼する
パソコン以外にも家具や大型家電をまとめて処分したい場合は、不用品回収業者を利用する方法があります。
自宅から搬出してもらえるため便利ですが、パソコン1台だけでは割高になる場合があります。また、無料回収をうたいながら後から高額料金を請求する業者には注意が必要です。
不用品回収業者を利用するときは、次の点を確認してください。
- 会社名、所在地、電話番号が明記されているか
- 見積金額に搬出費や階段料金が含まれているか
- 追加料金が発生する条件
- 回収後の処理方法
- キャンセル料の有無
複数の家具や家電をまとめて処分する場合は、以下の記事も参考にしてください。
7.知人への譲渡やフリマサービスを利用する
まだ使えるパソコンは、知人へ譲ったり、フリマサービスへ出品したりする方法もあります。
ただし、個人間で譲渡する場合は、故障やバッテリー劣化などの状態を正確に伝える必要があります。送料や梱包の手間も考慮しましょう。
また、パソコンには写真、メール、住所、保存済みパスワードなどの個人情報が残っている可能性があります。譲渡や売却では、処分以上に確実なデータ消去が必要です。
パソコンを処分する前にデータを消去する
パソコンを処分するときは、保存されているデータを利用者自身の責任で消去することが基本です。
単にファイルをゴミ箱へ移したり、ゴミ箱を空にしたりしただけでは、専用ソフトを使って復元される可能性があります。
処分前には、次の作業を行いましょう。
- 必要な写真や書類をバックアップする
- Microsoft、Apple、Googleなどのアカウントからログアウトする
- ブラウザに保存したパスワードを削除する
- ソフトウェアのライセンス認証を解除する
- パソコンを初期化する
- 必要に応じてデータ消去ソフトや消去サービスを利用する
電源が入らず自分で消去できない場合は、物理破壊やデータ消去証明書に対応した回収サービスを検討してください。
Windows・Macの初期化手順や、電源が入らない場合のデータ消去方法は、次の記事で詳しく解説しています。
パソコン用モニターの処分方法にも注意する
パソコン用の液晶ディスプレイやCRTディスプレイは、テレビとは処分制度が異なります。
テレビ放送を受信するテレビは家電リサイクル法の対象ですが、パソコン用モニターは資源有効利用促進法に基づくメーカー回収などが基本です。
パソコン本体とモニターで回収方法が分かれる場合があるため、それぞれの型番とPCリサイクルマークを確認してください。
プリンター、パソコン用モニター、キーボードなどを一緒に処分したい場合は、品目ごとの扱いを次の記事で確認してください。
プリンター・モニター・キーボードの処分方法|パソコンと一緒に捨てられる?
処分方法を選ぶ目安
| 状況 | 向いている方法 |
|---|---|
| 自宅から簡単に処分したい | 認定事業者の宅配回収 |
| PCリサイクルマークがある | メーカー回収 |
| 自治体がパソコンを回収している | 小型家電回収 |
| 新しく正常に動く | 買取査定 |
| 家具や家電もまとめて片付けたい | 不用品回収業者 |
| まだ使用でき、渡す相手がいる | 譲渡・フリマ |
電子レンジ、炊飯器、掃除機、ゲーム機など、パソコン以外の小型家電も整理する場合は、次の記事で自治体回収・宅配回収・買取を比較しています。
パソコン処分でよくある質問
壊れたパソコンでも回収してもらえますか?
メーカー回収や認定事業者の宅配回収では、壊れたパソコンも対象になる場合があります。ただし、バッテリーの膨張、部品だけの状態などは条件が異なるため、申込み前の確認が必要です。
パソコンは粗大ごみに出せますか?
自治体によって取扱いが異なりますが、メーカー回収などの制度があるため、粗大ごみとして収集していない自治体が多くあります。必ずお住まいの自治体の分別ルールを確認してください。
初期化だけでデータは完全に消えますか?
初期化の方法によっては、データを復元される可能性が残ります。売却や譲渡では、データ消去ソフトや専門サービスの利用も検討してください。
パソコンと一緒にプリンターも処分できますか?
宅配回収や不用品回収では同時に回収できる場合がありますが、メーカー回収ではパソコン本体とディスプレイだけが対象になることがあります。サービスごとの対象品目を確認してください。
引っ越しに合わせてパソコンと家電をまとめて処分する場合は、準備時期や品目別の手順を次の記事で確認できます。
引っ越しでパソコンと家電をまとめて処分する方法|手順と注意点
関連するパソコン処分記事も確認する
パソコン処分は、データ消去、壊れたパソコン、古いパソコン、周辺機器、小型家電まであわせて確認すると失敗しにくくなります。
- パソコンを処分する前のデータ消去方法
- 壊れたパソコンは無料回収できる?
- 古いパソコンは売れる?買取と無料回収の判断基準
- プリンター・モニター・キーボードの処分方法
- 小型家電の処分方法
- 引っ越しでパソコンと家電をまとめて処分する方法
よくある質問
パソコンは粗大ごみで捨てられますか?
自治体によって扱いは異なりますが、パソコン本体は通常の粗大ごみで出せない場合があります。メーカー回収や認定事業者の宅配回収を案内されることが多いため、自治体のルールを確認してください。
パソコンは無料で処分できますか?
条件によって無料回収できる場合があります。PCリサイクルマーク、宅配回収の対象品、送料、同梱条件、データ消去オプションの有無を確認してください。
壊れたパソコンも回収できますか?
回収先によっては、起動しないパソコンや壊れたパソコンも対象になります。ただし、データ消去が自分でできない場合は、消去対応や物理破壊に対応した回収先を選ぶと安心です。
パソコンを捨てる前に初期化だけすれば大丈夫ですか?
初期化方法によります。ファイル削除やゴミ箱を空にしただけでは不十分です。バックアップ、アカウント解除、初期化、データ消去を確認してください。
モニターやキーボードも一緒に処分できますか?
回収サービスによっては同梱できます。ただし、モニターは本体と扱いが違う場合があり、キーボードやマウスは自治体回収の対象になることもあります。
古いパソコンは売れますか?
年式、スペック、状態、付属品によります。正常に動く比較的新しい機種なら買取対象になる場合があります。査定額が付かない場合は無料回収や処分を検討しましょう。
まとめ
パソコンの処分方法は、メーカー回収、宅配回収、買取、家電量販店、自治体の案内、不用品回収、譲渡など複数あります。
比較的新しく動くパソコンは買取を確認し、壊れている・古い・データ消去が不安な場合は、無料回収や消去対応の宅配回収を検討すると進めやすくなります。
処分前には、必ずバックアップ、アカウント解除、初期化、データ消去を確認してください。周辺機器や記録媒体の抜き忘れにも注意しましょう。
パソコンの処分方法には、認定事業者の宅配回収、メーカー回収、自治体回収、店舗回収、買取、不用品回収、譲渡などがあります。
手間を抑えたい場合は宅配回収、PCリサイクルマークがある場合はメーカー回収、新しく動作する場合は買取査定が有力な選択肢です。
どの方法を選ぶ場合でも、処分前に必要なデータをバックアップし、アカウント解除やデータ消去を行うことが重要です。料金だけでなく、回収条件と個人情報の取扱いまで確認してから申し込みましょう。

