プリンター、モニター、キーボード、マウス、外付けHDDなどのパソコン周辺機器は、パソコン本体と同じ方法で処分できるものと、別の扱いになるものがあります。
特にモニターは、自治体の区分や回収サービスの対象条件によって扱いが変わることがあります。プリンターは粗大ごみ・小型家電回収・宅配回収、キーボードやマウスは不燃ごみや小型家電回収など、品目ごとの確認が必要です。
また、外付けHDDやUSBメモリ、SDカードなどの記録媒体には個人情報が残る可能性があります。処分前にデータ消去や初期化を確認してください。
この記事では、プリンター・モニター・キーボードなどの処分方法、パソコンと一緒に回収できるか、データ消去が必要な周辺機器、費用を抑える考え方を解説します。
処分前に最初に確認すること
- 処分したい周辺機器を品目ごとに分ける
- データが入っている機器がないか確認する
- 電池・バッテリー・インク・トナーを外せるか確認する
- 自治体の分別区分を確認する
- 宅配回収で同梱できるか確認する
- まだ使えるものは買取・譲渡を検討する
- モニターやプリンターのサイズを確認する
- 回収費用・送料・対象外品を確認する
同じパソコン周辺機器でも、自治体によって不燃ごみ、粗大ごみ、小型家電回収、回収不可など扱いが変わることがあります。処分前に地域のルールを確認してください。
品目別の処分ポイント
プリンターの処分
家庭用プリンターは、サイズによって粗大ごみ、不燃ごみ、小型家電回収、宅配回収などに分かれます。インクカートリッジやトナーは、家電量販店や自治体の回収ボックスで回収している場合があります。
プリンター内部に印刷履歴やネットワーク設定が残る機種もあるため、可能であれば初期化や設定リセットを確認してください。
モニターの処分
パソコン用モニターは、自治体の粗大ごみで出せない場合や、メーカー回収・宅配回収の対象になる場合があります。液晶モニター、古いブラウン管モニター、テレビ機能付きモニターでは扱いが変わることがあります。
テレビとして使えるものは家電リサイクル対象になる場合があるため、品番や機能を確認してください。
キーボード・マウスの処分
キーボードやマウスは、不燃ごみや小型家電回収で処分できる場合があります。ワイヤレス機器は電池やバッテリーを外し、個別に分別してください。
キーボード単体には通常大きなデータは残りませんが、特殊な機器や記録機能付きのものは説明書を確認しましょう。
外付けHDD・SSD・USBメモリの処分
外付けHDD、SSD、USBメモリ、SDカードには、写真、書類、仕事のデータ、個人情報が残っている可能性があります。
処分前に必要なデータをバックアップし、初期化やデータ消去を行ってください。自分で消去できない場合は、物理破壊やデータ消去に対応した回収先を選ぶと安心です。
自分でやらない方がよいこと
- データ入りの外付けHDDやUSBメモリをそのまま捨てる
- 電池やバッテリーを入れたまま処分する
- インクやトナーを付けたまま袋に入れて放置する
- テレビ機能付きモニターを通常のモニターとして処分する
- 自治体の対象外品を確認せず粗大ごみに出す
- 壊れた記録媒体を無理に分解する
- 無料回収をうたう無許可業者へ安易に渡す
小さな周辺機器でも、電池・バッテリー・記録媒体が含まれる場合は注意が必要です。処分前に「燃えないごみでよいか」だけでなく、個人情報や発火リスクも確認してください。
まず結論:周辺機器は「データあり」「大きい機器」「小物」で分ける
| 品目 | 主な処分方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| プリンター | 粗大ごみ、小型家電回収、宅配回収 | インク・トナーを外す、サイズ確認 |
| モニター | メーカー回収、宅配回収、自治体確認 | パソコン本体とは扱いが違う場合あり |
| キーボード・マウス | 不燃ごみ、小型家電回収、宅配回収 | 電池入りは電池を外す |
| 外付けHDD・SSD | データ消去後に回収・処分 | 個人情報が残りやすい |
| USBメモリ・SDカード | データ消去・物理破壊後に処分 | 小さく紛失しやすい |
| ケーブル・ACアダプター | 自治体回収、小型家電回収 | 分別区分を確認 |
処分前には、自治体の分別ルール、宅配回収の対象品、データが入っている機器かどうかを確認しましょう。まだ使える周辺機器は、買取や譲渡を検討できる場合もあります。
周辺機器ごとに処分方法が異なる
代表的な周辺機器の扱いは、次のように分かれます。
| 品目 | 主な処分方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| プリンター | 自治体、小型家電回収、店舗回収、宅配回収 | インク・トナーを外す場合がある |
| 液晶モニター | メーカー回収、PCリサイクル、宅配回収 | テレビとは制度が異なる |
| CRTモニター | メーカー回収、PCリサイクル、対応事業者 | 重量があり、宅配条件に注意 |
| キーボード・マウス | 自治体、小型家電回収、宅配回収 | 電池を取り外す |
| 外付けHDD・SSD | 小型家電回収、宅配回収 | データ消去が必要 |
| ルーター | 自治体、小型家電回収、宅配回収 | 初期化と契約機器の確認が必要 |
自治体によって分別区分や回収対象は異なります。最終的には、お住まいの自治体と利用する回収サービスの案内を確認してください。
プリンターの処分方法
家庭用プリンターは、家電リサイクル法の対象ではありません。主に次の方法で処分します。
- 自治体の不燃ごみ・粗大ごみ
- 自治体や店舗の小型家電回収
- 家電量販店などの回収サービス
- 認定事業者の宅配回収
- 不用品回収業者
- 中古品としての売却・譲渡
プリンターの大きさによって、不燃ごみではなく粗大ごみになることがあります。自治体の分別表で、サイズ基準と料金を確認しましょう。
インクカートリッジとトナーの扱い
プリンター本体を処分する前に、インクカートリッジやトナーカートリッジの取扱いを確認してください。
家電量販店や公共施設などに専用回収箱が設置されている場合があります。回収先から取り外しを求められている場合は、本体と分けて処分します。
液漏れしているカートリッジは袋に入れるなど、自治体や回収先の指示に従ってください。
プリンター内のデータにも注意
一部の複合機や高機能プリンターには、FAX履歴、アドレス帳、無線LAN設定、スキャンデータなどが保存されることがあります。
処分前に次の作業を行いましょう。
- 本体を初期化する
- 登録した無線LAN情報を削除する
- アドレス帳やFAX履歴を削除する
- SDカードやUSBメモリーを抜く
- クラウド印刷サービスとの連携を解除する
パソコン用モニターの処分方法
パソコン用モニターは、テレビと同じ処分方法ではありません。
テレビ放送を受信するテレビは家電リサイクル法の対象ですが、一般的なパソコン用ディスプレイは、資源有効利用促進法に基づくメーカー回収などが基本です。
PCリサイクルマークを確認する
家庭向けに販売されたパソコン用ディスプレイにPCリサイクルマークが付いている場合、原則として廃棄時に新たな回収再資源化料金を負担せず、メーカーへ回収を申し込めます。
マークがない古いモニターや、回収するメーカーが存在しない製品では、料金が必要になる場合があります。
本体とモニターのメーカーが違う場合
デスクトップパソコン本体とモニターのメーカーが違う場合は、それぞれのメーカーへ別々に申し込むことがあります。
一体型パソコンは、パソコン本体として回収されるのが一般的です。型番を確認し、メーカーの回収窓口で対象区分を確認してください。
CRTモニターは事前確認が必要
ブラウン管式のCRTモニターは、液晶モニターより重く、回収方法や料金が異なる場合があります。
宅配回収を利用する場合は、サイズと重量の制限、追加料金、梱包方法を必ず確認してください。
キーボード・マウスの処分方法
キーボードやマウスは、多くの自治体で不燃ごみや小型家電として扱われます。ただし、分別区分は自治体によって異なります。
ワイヤレス製品の場合は、乾電池や充電池を取り外してください。
- 乾電池は自治体指定の電池回収へ出す
- 取り外せる充電池は協力店などの回収方法を確認する
- 膨張・破損した充電池は通常の回収箱へ入れない
パソコン本体と一緒に宅配回収へ出せる場合もあります。
プリンターや周辺機器をパソコンと一緒に処分できる?
回収サービスによっては、パソコン本体と同じ箱へ、キーボード、マウス、ケーブル、プリンターなどの小型家電を同梱できます。
リネットジャパンでは、パソコン本体を含む回収で、所定の条件を満たせば1箱分の宅配回収料金が無料となり、モニターやキーボードなどの周辺機器、小型家電も一緒に回収できると案内されています。
ただし、次の条件は申込み前に確認が必要です。
- 箱の縦・横・高さの合計
- 箱の重量上限
- 無料になる箱数
- CRTモニターなどの追加料金
- 回収対象外の製品
- データ消去サービスの料金
- インクや電池を取り外す必要があるか
PR:パソコンと周辺機器の宅配回収
不用なパソコンとキーボード、マウス、モニター、小型家電などをまとめて片付けたい場合は、国の認定事業者による宅配回収を利用する方法があります。
無料回収の条件、同梱可能な品目、箱の大きさ・重量、追加料金を確認してから申し込みましょう。
※回収対象、無料条件、追加料金は変更される場合があります。申込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
自治体の小型家電回収を利用する方法
プリンター、キーボード、マウスなどは、小型家電リサイクルの対象品目に含まれ得ます。
ただし、小型家電リサイクル法上の対象品目であっても、実際に何を回収するかは自治体によって異なります。
回収方法には、主に次の種類があります。
- 公共施設や店舗に設置された回収ボックス
- 清掃施設への持込み
- 資源回収日における回収
- 自治体と認定事業者が連携した宅配回収
回収ボックスには投入口の大きさがあるため、プリンターやモニターが入らないことがあります。
家電量販店や販売店へ持ち込む方法
家電量販店、パソコン販売店、メーカー直営店などが、周辺機器や小型家電の回収を行っている場合があります。
店舗によって、無料・有料、買い替え時のみ、特定品目のみなど条件が異なります。
持ち込む前に次の点を確認しましょう。
- 対象品目
- 回収料金
- 購入していない製品も回収できるか
- モニターやプリンターのサイズ制限
- インク・電池の取扱い
- データ消去への対応
売却・譲渡できる場合もある
比較的新しく正常に動作するプリンターやモニターは、買取や譲渡ができる場合があります。
査定前に次の情報を確認してください。
- メーカーと型番
- 発売年
- 動作状態
- 傷や画面の状態
- 電源ケーブルやアダプターの有無
- プリンターのノズル詰まり
- モニターのドット抜けや焼き付き
大型モニターやプリンターは送料が高くなりやすいため、査定額だけでなく送料や返送料も確認しましょう。
不用品回収業者を利用する場合
パソコン周辺機器だけでなく、家具や大型家電もまとめて処分したい場合は、不用品回収業者が選択肢になります。
ただし、プリンターやキーボードだけの回収では、自治体回収や宅配回収より割高になる可能性があります。
利用時は次の内容を確認してください。
- 見積金額に搬出費が含まれるか
- 追加料金が発生する条件
- 回収後の処理方法
- データを含む機器への対応
- 会社名、所在地、連絡先
不用品回収業者と自治体処分の違いについては、次の記事で比較しています。
処分前に確認するチェックリスト
- 自治体の分別区分を確認した
- モニターのPCリサイクルマークを確認した
- プリンターを初期化した
- SDカードやUSBメモリーを抜いた
- インク・トナーの処分方法を確認した
- キーボードやマウスの電池を外した
- 外付けHDD・SSDのデータを消去した
- ルーターを初期化し、レンタル品でないか確認した
- 宅配回収の箱サイズと重量を確認した
- 追加料金が発生する品目を確認した
よくある質問
プリンターは粗大ごみですか?
自治体によって異なります。本体の大きさによって不燃ごみ、小型家電、粗大ごみのいずれかになるため、自治体の分別表を確認してください。
パソコン用モニターをテレビとして処分できますか?
一般的なパソコン用モニターは、家電リサイクル法のテレビとは扱いが異なります。メーカー回収やPCリサイクルなどを確認してください。ただし、テレビチューナーを内蔵する製品は製品区分をメーカーへ確認する必要があります。
キーボードやマウスはパソコンと一緒に送れますか?
宅配回収サービスによっては同梱できます。箱のサイズ、重量、対象品目を確認してください。
外付けHDDをそのまま捨てても大丈夫ですか?
個人データが残っている可能性があるため、そのまま処分してはいけません。データ消去または専門サービスによる処理を行ってください。
レンタルしたルーターも処分できますか?
通信会社やプロバイダーから借りている機器は、自己判断で処分せず返却します。契約内容や機器の所有者を確認してください。
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よくある質問
プリンターはパソコンと一緒に処分できますか?
回収サービスによっては同梱できる場合があります。ただし、プリンター単体の扱い、サイズ、インクやトナーの取り外し条件は事前に確認してください。
モニターは粗大ごみで出せますか?
自治体によって扱いが異なります。パソコン用モニターはメーカー回収や宅配回収の対象になる場合があり、テレビ機能付きの場合は家電リサイクル対象になることがあります。
キーボードは何ごみで出せますか?
不燃ごみや小型家電回収になる場合があります。ワイヤレスキーボードは電池やバッテリーを外して、自治体のルールに従って分別してください。
外付けHDDやUSBメモリはそのまま捨ててもよいですか?
おすすめしません。個人情報や写真、仕事のデータが残っている可能性があります。初期化やデータ消去、必要に応じて物理破壊を検討してください。
ケーブルやACアダプターも回収できますか?
小型家電回収や宅配回収で対象になる場合があります。ただし、自治体やサービスによって対象外のこともあるため、事前に確認してください。
まだ使える周辺機器は売れますか?
比較的新しいモニター、プリンター、キーボード、マウス、外付けストレージは、状態によって買取対象になることがあります。古いものや故障品は無料回収や処分を検討します。
まとめ
プリンター、モニター、キーボードなどのパソコン周辺機器は、品目ごとに処分方法が異なります。
特に、モニターは自治体や回収サービスの扱いを確認し、外付けHDDやUSBメモリなどの記録媒体はデータ消去を行ってから処分してください。
処分費を抑えるなら、まだ使えるものは買取や譲渡を検討し、処分が必要なものは自治体回収や宅配回収の対象条件を確認しましょう。
プリンター、モニター、キーボードなどは、すべて同じ方法で処分できるわけではありません。
プリンターやキーボードは自治体の分別や小型家電回収、パソコン用モニターはメーカー回収やPCリサイクルが主な選択肢です。宅配回収では、パソコン本体と周辺機器を同じ箱へ入れられる場合があります。
処分前には、プリンターの初期化、外付けストレージのデータ消去、インクや電池の取扱い、モニターのPCリサイクルマークを確認しましょう。
パソコン本体の処分方法は、次の記事で詳しく比較しています。

